一山湖水公園で出会った白木蓮|桜の季節に見つけた“地球最古の花”

桜の季節に、地球最古の花を見た

来週末、一山湖水公園 の景色は一変する。

近くのスタジアムで BTS の公演があり、この静かな園内は間違いなく人で埋め尽くされるはずだ。

だからこそ、その前の、束の間の静けさがいい。

桜はすでに咲き始めている。
それでも、まだつぼみが多く残っている。

満開までの「あと少し」という時間、その中を歩くのが、なんとも好きだ。

カメラを構え、何気なく視線を動かしたときだった。

目に留まったのは、桜ではなかった。

白木蓮という、違和感

白木蓮が、空に向かって、一輪一輪が意思を持つように咲いている。


桜のような華やかさはない。
それでも、不思議と目を逸らせない強さがある。

しばらく見ていて、ふと違和感に気づいた。

この花、どこか “今のものじゃない” 気がする。

地球最古の花

調べてみると――

この白木蓮は、「地球最古の花のひとつ」とも言われている。

恐竜がいた約9500万年前から、
ほとんど姿を変えずに生き残ってきた植物だ。

進化して形を変える必要がなかった。
それだけ、最初から完成されていたということらしい。

9500万年前と、いまが、同じ形でつながっている。

そう思うと、目の前の花の見え方が少し変わる。

蓮を思わせる静けさ

「木蓮」という名前は、その姿が蓮に似ていることに由来する。

蓮は、泥の中から清らかな花を咲かせる存在として、仏教では象徴的な意味を持つ。

だからだろうか。

この白木蓮にも、どこか俗世から離れたような静けさがある。

派手ではないのに、目を奪われる理由。
それは美しさというより、“意味”に近いのかもしれない。

桜という、もうひとつの花

一方で、桜はまったく違う。

たとえば、今よく見かけるソメイヨシノは、
人の手によって作られ、日本から広がった品種だという。

人に見られることを前提に、
一斉に咲き、同じように散る。

その揃い方さえも、美しさとして整えられてきた花だ。

木蓮が「変わらなかった花」だとすれば、
桜は「変わり続けてきた花」と言えるのかもしれない。

どちらの花に近いのか

公園を歩く人たちを眺めながら、ふと思う。

洗練された人もいれば、
どこか掴みどころのない人もいる。

桜のような人もいれば、
木蓮のような人もいる。

さて、自分はどちらに近いのだろうか。

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